第10章 9話
飯田にとって兄であるインゲニウムは最高のヒーローだった。
それをヒーローとして活動できなくさせられた恨みは確かに強いものだろう。
ステインはその考え方が贋物だと、飯田はヒーローとして論外であると。
飯田を狙いステインは再度攻撃をしかけてくる。
ネ「馬鹿っ・・・!
ヒーロー殺しの狙いは俺とその白アーマーだろ!
応戦するより逃げた方がいいって!!」
焦「(隙はおそらくに頼めばつくってくれる・・・
けど・・・)
そんな隙を与えてくれそうにないんですよ
さっきから明らかに様相が変わった
奴もあせってる」
『大丈夫
飯田君が動けるなら焦凍君の支援があればまだ攻められる
飯田君動ける?』
スピードと蹴りにパワーのある飯田となら焦っている今ならいけるかもと声をかけるが、飯田は首を振る。
飯「轟君、温度の調整は可能なのか!?」
焦「炎熱(ひだり)はまだ慣れねぇ
なんでだ!?」
飯「俺の脚を凍らせてくれ!
排気筒は塞がずにな!」
『(そういうことか)
先に行く
準備出来たら攻撃して!』
飯田のしたいことがわかったはそれを邪魔させないようにステインに向かう。