第1章 再会・再開
「っ…下、も触ってくれ…」
「いい子だ」
もう既に下着に大きなシミをつくってしまっている其れをスっとなでて、下着を脱がせる。
直に触ると中也の其処は熱く、とろとろと先端から透明な先走りが溢れている。太宰は舐めるように見詰め、ゆっくりと手を上下に動かす。
「ッあ、だざ、俺もする…」
太宰はふっと嗤うとズボンと下着をぬぎ、中也に反対向きで覆い被さる。中也の前には太宰の、太宰の前には中也の硬くなっている其れが有り、互いに互いの其れを口に含む。
「ン、ぁんッ…ぅあぁ」
「中也?口がお留守だよ?」
「そ、な事言っても無理だ、ンやぁっ」
太宰はもうぴくぴくと痙攣し始めている中也の其れから一旦口を離し、シャツの胸ポケットから小瓶を取りだした。其れの中身の液体を右手の指にまぶして後ろの孔にそっと指を這わせる。そしてつぷッと中に指を入れた。
「んっ…あ、だざ、はァっ」
「わ、きっつい、ね。此処使うの久しぶり?」
「ッはァう、手前が居なくなったあの時から、んッ、誰ともして、ねぇからな」
「ッ!あっそ」
太宰は素っ気なくそう云うと指を動かし始め、中也のいい所を探し当ててくっと押す。
「あっ!」
更にグリグリと其処を押すと中也は口を開けて首を横に振って乱れた。
「んん!あ、や、だざっ、其処だめっ」
「だめ?こんなに気持ち良さそうなのに?」
「気持ち、良すぎて、あっ、だ、めっ」
太宰はニヤ、と嗤って中也のそそり立つ其れをぱくっと口に含んだ。そして鈴口を舌でグリグリと弄りながら空いた左手で竿の部分を扱く。無論、中の指は前立腺を絶え間なく押している。
「あ、!?だめ、おい、だざ、ぃっ…あ"あ"ん!や、イく、イくッ、あ"あ"!!」
中也はもう太宰のモノを愛撫する事を完全に忘れてビクビクと身体を震わせ乍ら
太宰の口に白濁を放った。
「あ、はぁっはぁ、はぁ…ン!」
太宰は白濁を嚥下してまだ絶頂の余韻から抜けきれていない中也の中に、2本目の指を入れて再び中を掻き回す。
「ぃあっ…んんァ!だざ、い…あぅ、ん!ま、たイク…ッ……、!?あ、何で」
太宰は中也の中から達する寸前である事を承知し乍ら、指を抜いた。そろそろ媚薬の効果が現れる頃だからだ。先程太宰が胸ポケットから出してきたものは媚薬だったのだ。