第7章 遊びのくせに【フロ監】
「…あの……」
「何」
「……もしかしてですけど僕殺されます?」
「何で」
「殺気がすごいんですよ」
「…殺す訳無いじゃん」
「そうですかね…」
とかなんとか言っている間にやっと下ろされた場所。
風が頬を心地よく撫でる場所。
潮の香りがする。
「海…!」
「…」
「久しぶりだなぁ…海に来るの。…わっ冷たっ!」
「…小エビちゃん」
「?はい」
「綺麗、だね」
「!?」
「…そーやってさぁ、海で遊んでんのとか、ひなたぼっこしてるとことか」
「は、はぁ…」
「ほんと、なんで伝わんないんだろうねぇ…」
「………」
「それとも伝わってんの?心臓バクバクだけど」
「…そ、れは…」
だめだ。言えない。
口にするのってこんなに恥ずかしいんだ…
フロイド先輩は案外ぽんぽん言ってるような気がしたのに。
「………伝わって…ま…す」
「!」
「…すみません。恥ずかしくて言えなかったんです…」
「小エビちゃんはカニちゃんが好きなの?」
「…違います」
「じゃあ誰?」
「……………」
「オレだったりしてぇ。なんて。」
「…そうかも……しれません」
「え」
「秘密です」
「ちょっとなんでよぉ」
「…いつか言います」
「ほんと、掴めねぇなあ……」
「え…え?」
フロイド先輩は私を抱き抱え、海へと入ってしまう。