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明日も君の隣で【twst】

第2章 『先輩』じゃなくて【ケイ監】※微裏(仮)


—トレイsaid—

「ケイト」
「トレイくん!やほやほ〜どしたの?……」
「…ケイト、どうした?」

なぜか俺が話しかけた後ほんの少し機嫌が悪くなったように感じた。

「ううん…何も無いよ。ところで話?」
「あ、ああ。最近ゆっくり話していなかったからな。どうだ?」

そういうと、ケイトは今度こそ分かりやすく眉間にシワを寄せた。
すぐにすっと表情を戻したが。

「それはどういうこと?」
「え?」
「ユウちゃんとの事?…やだなぁトレイくんまで茶化しに来たの〜?」

『トレイくんも俺とユウちゃんと同じ匂いがするね。それで?何を聞きたいわけ』


ケイトの言葉に、俺は目を見開いた。
なんだ…ちゃんと嫉妬しているじゃないか。


「誤解しないでくれケイト。ユウとはただ話していただけで」
「『匂いがつくほど長い時間』ね。」
「…、」


俺の左肩を軽く掴み耳元で呟く。

そしてケイトはトレイン先生のところへ飛行術について話に行った。



まずいな…完全に誤解された。



授業が終わってからケイトに弁解に行く。

「ケイト。確かに俺はユウと会ったし少し長い時間話したが誤解されるような話はしていないんだ」
「…」

まだ疑っている。仕方ないな…

「ユウからは『ケイトは独占欲がないのか』と相談されていただけなんだ。」
「オレ?」
「ああ。どうやら一年坊に言われたみたいでな」
「…独占、したいよ」

やっと機嫌が直ったと思えば、突然彼氏としての、『男』の顔になる。
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