第7章 遊びのくせに【フロ監】
そしてそれから一つ、二つとお題をクリアして、ついに7個目。
流石にみんなよりは多いほうだろう。
「去年はぁ、28が最高だったねぇ」
「…え?」
「でもなんかぁ、イカサマ?とかでほんとは10個ぐらいだったんだってぇ」
「あと30分も無いですね…お題をとにかく探しましょう!」
「あっみっけ〜……」
お題を見つけたのに何故か暗い顔をした先輩。
お題を覗き込んでみると…
「……これは……」
「………」
「し、仕方ないですね…てか先輩は無理でしょう!?」
「いやユウのやつちっちゃくて入んねぇ〜…上着だけでもいいから」
「じゃ、じゃあ……でかっ…」
「それもうロングコートじゃん〜」
相手と制服を交換するお題。
流石にズボンは無理があるので、ジャケットだけ。
まぁ案の定私はロングコートみたいになったけど。
「……実は私一つ持ってるんですよ、お題」
「え〜?」
「これです」
「………」
「な、なんか出しにくいですよね、内容的にね、…」
「写真ぐらい撮れば良いじゃあん」
「いやだってお姫様抱っこですよこれ!?言い方上手ですけど確実にお姫様抱っ…ちょっ!?」
「はい行くよ〜あ、無理だユウボタン押して」
「いやあのえー…い、いきますよ…はいチーズ………っ」
「ね♡すぐ終わるでしょ」
「は、はい…」
「てか男子校なのにこんなお題あんだねぇ〜」
「ですよね」
「あ、オレも一個持ってたぁ〜」
「え、なんですか……」
「『相手と思い出の場所に行く』だってぇ」
「あーなるほど…じゃあ二人で行ってもつまんないので私が先に行きますね」
「え?」
「お互いが思ってる場所違うかもしれないでしょ?」
「そっかあ…じゃあ先行っていいよぉ。すぐ迎えに行くから」
「言いましたね?じゃあまた後で」
そう言い残して、私は迷うことなくとある場所へ向かった。