第7章 守護神とエース
急に日向くんが叫び、西谷先輩が立ち止り後ろを振り返った。
日向「西谷さんリ!ベロですよね!?」
西谷「何でそう思った...。俺がちっちぇからか?」
日向「えっ??いや、レシーブが上手いから...だってリベロは小さいからやるポジションじゃなくて、レシーブが上手いからやれるポジションでしょ?...あっ!ですよね?」
西谷「!!...お前...良くわかってんじゃねーか...。」
確かに、日向くんはそれはそれ大事かもですね。
日向「あとキャプテンが、“守護神”て言ってたし!」
西谷「!守っ!な、そん、なんだソレ、そんな呼び方されたって俺は別にっ!ソワソワ」
日向「?」
あ、なんか分かりやすい人かも。
西谷「ホントに言ってた?」
日向「言ってました。」
西谷「そ、そんなカッコイイ名前で呼んだってなァー、俺はなァー、そう簡単にはなァー、チクショー大地さんめえええ!」
あ、凄く嬉しそう。
日向「俺...まだ、レシーブ下手糞で...バレーボールで1番大事な事なのに...。だからレシーブ教えてください!!───…西谷先輩‼︎」
西谷「───!!」
西谷先輩が、凄い衝撃受けてる...?
日向「?」
どうしたんだろ...?
西谷「...お前。」
日向「ビクッ!」
西谷「練習の後で...アイス奢ってやる...。」
日向「えっ!?」