第5章 烏野高校VS青葉城西高校!!
私が目覚めた後、
澤村「今は先ず大会だ。及川の言う通り、インターハイ予選まで時間は無い。...けど、そろそろ戻って来る頃なんだ。」
田中「あっ!」
日向「?何がですか?」
澤村「烏野の“守護神”」
日向「しゅ、守護神...!?ソワソワ」
影山「なんだ、他にも部員居るんですか!」
菅原「...うん、居るよ。」
影山「?」
『?』
何だか...スガ先輩、様子が変?
武田「うお〜い、遅くなると教頭先生に怒られるから、早く帰るよ〜!」
武田先生の声がかかり、私たちはバスに乗り込む。
『日向くん...隣...。』
行きと同じく日向くんの隣に座ろうと思ったら、色々場所が変わっていて、空いていなかった。
ど、どうしよう...。
まだ私、日向くんしか慣れてないし...。
私が迷いながらウロウロしていると、
菅原「舞花。こっちこっち。」
スガ先輩が自分の席の隣を開けてくれた。
『すみません...。ありがとうございます。』
菅原「気にすることないべ。俺も隣に座りたかったしな。」
『?』
私が席に座ると、バスは発車した。
少しすると、周りから寝息が聞こえてきた。
『みんな疲れたんだ...。』
菅原「今日はいい経験になったな。」
ただの独り言のつもりが、スガ先輩に聞かれていたことに驚く。
『す、すみません。起こしてしまいましたか?』
菅原「違う違う。何か眠れなかっただけ。笑」
私は、スガ先輩のいつも通りの笑顔にホッとする。