第5章 烏野高校VS青葉城西高校!!
及川さんがアップをとっている間、烏野はどんどん点を取っていった。
でも、それもここまで。
『及川さんの...ピンチサーバー...。』
どんな強さなんだろう...。
あぁ...やっぱり私は...。
サーブをする位置まで歩いていき、及川さんは振り返った。
及川「いくら攻撃力が高くてもさ...その"攻撃"まで繋げなきゃ意味無いんだよ?」
そして、月島くんを指差した。
フワッ
ジャンプサーブ!!
ドンッ!!
凄い威力のボールがしっかりと月島くんの元へ飛んでいく!
月島「くっ!」
ボールは月島くんの手を弾き、壁に当たった。
『あんな正確に...。』
及川「...うんやっぱり...6番の君と5番の君。レシーブ苦手でしょ?1年生かな?ニコッ」
アップをとっていながら、ちゃんと見ていたんだ...。
それから及川さんはサーブをもう一度打ち、それをすべてサービスエースで決めている。
烏野は月島くんをサイドに寄せ、少し対策をとった。
それでも及川さんは月島くんを狙う。
『でも、確実に勢いが落ちている!』
月島くんがそのボールを拾う。
影山君に返ったボールは次の瞬間...。
バシッ!!!
いつの間にかコートの端まで移動していた日向君のブロード攻撃によって及川さんの横を通過していた。
ピピーッ!!
今回の試合は烏野の勝利で終わった。