サバイバーに裏切られたのでハンターになって復讐しようと思う。
第28章 図書館
切り裂きジャック関連の本を数冊と、何故か隣にあった料理の本を取ってみる。
おぉ、おやつの作り方も載ってる。
「ありがとう范無咎。」
「…ん」
屈んで私を下に降ろす。素晴らしい身体能力だ。
「鞄貸せ。持ってやろう。」
「本当に大丈夫なの?……ありがとう」
「……ん」
この時も本から目を離さなかったので、きっと好きなものの本でも読んでいるのかな。
「なんの本を読んでるの?」
「……別に」
少し顔を赤くしてそっぽを向く。
本当に、なんの本を読んでるんだ?