サバイバーに裏切られたのでハンターになって復讐しようと思う。
第28章 図書館
「夏葉、もう大丈夫だぞ。そこの本棚に、ミステリーがある。取ったらまた言え。鞄持ってやるから。」
「あ、ありがとう…范無咎……」
「ありがとうございますご主人様、だろ?」
「ふぁっ!?」
「冗談だ。まぁ、ゆっくり探せ。」
そう言って近くの椅子に腰掛けて本に目を落とす范無咎。さっき、正直真面目にご主人様って言わなくちゃいけないのかと思った。焦った。
「切り裂きジャックは…あった!………踏み台は…」
本棚に手が届きそうにないので踏み台に出来るものを探していると、范無咎に肩車された。
「早く取れ。」
視線は本に向けたままで言う。
人を肩車しながら読書って凄いな!?筋肉もりもりだぁ!