サバイバーに裏切られたのでハンターになって復讐しようと思う。
第27章 看病
「あ、りがと……ござい、ます…」
顔が赤い。目も少し…ぼーっと?してる。
ジャックは席につこうとしたのか起き上がったので、慌てて駆け寄り、もう一度寝かせる。
「いいから!寝てて?私が食べさせてあげるから」
「すみ、ません……」
ハンターだから体が強いイメージだったけれど、全然そんなことはないんだな、と思った。
苦しそうにしているジャックが可哀想で、手をぎゅっと握ってあげる事しか出来ない自分の無力さが嫌だった。
「今、取ってくるから待っててね」
「はい」
くたんとしながら、少し涙目でこちらを見てくるジャック。
普段こんな顔見られないから、かなりレアだなぁ、なんてことを考えながらキッチンのお粥を取りに行った。