サバイバーに裏切られたのでハンターになって復讐しようと思う。
第24章 行方不明
部屋に戻ろうと、食堂を通りかかった時。
夏葉の泣き声が聞こえた。
「ジャックがいないよぉぉぉぉぉっ!!わあぁぁん!!」
「よしよし…。どこに行っちゃったんだろうね。」
「夏葉ちゃん!私と一緒にマカロンでも食べません?」
夏葉はマリーの誘いにも首を振って、ジョゼフに抱きついて大泣きする。さて、本当に大事になっているぞ。どうしようか。
「…夏葉ちゃん、じゃっく、あそこにいるよ?」
ロビーが私の方を指差して言う。子供には不思議な力があるなんてよく言うが、まさにそれかもしれない。
夏葉はロビーの指差した方向…私の方を見るが、またすぐに泣き出してしまった。
「いないよぉぉぉぉ!ロビーの嘘つきぃぃぃ!」
ロビーが一度こちらを向いてから、すこし会釈して、夏葉の頭をよしよしと撫でた。そして、ごめんね、と謝る。
謝りたいのは私なんですがねぇ。