サバイバーに裏切られたのでハンターになって復讐しようと思う。
第24章 行方不明
「ナイチンゲール。」
私の体はあらゆる物を抜けられて、あっという間にナイチンゲールの所に着いた。
「あら、リッパーさん。…どうやって入ってきたの?」
ナイチンゲールには私が見えるようだ。これで安心だな。
「実は、バグか何かで体が透けてしまいましてね。直して頂けませんかね?」
「あら…それは大変ですね。分かりました。荘園の主に言っておきます。明日の朝には直るようにしておきますね。」
「ありがとうございます。では。」
明日の朝、か。夏葉のあの様子を見ている限り、大事になる予感しかしないが…。まぁ、バグに巻き込まれたからには仕方がない。諦めよう。
「ふぅ…。夏葉があれ以上泣かなければいいんですがね…」
私はこれからの事に少々の不安を抱きながら部屋へと戻った。