サバイバーに裏切られたのでハンターになって復讐しようと思う。
第23章 改装
私は、衣装に付属している鈴をしゃらんしゃらんと鳴らしながらハンターとサバイバーの間に入った。鈴のおかげで皆に気づいてもらえて、全員動きを止めた。
「……みんな、何をしているの。ゲーム外での殺傷は禁止でしょう。…帰ろう。」
「あら、夏葉。サバイバー館に来られるようになったのだから、これぐらいはしないと気が済みませんわ。貴女は仲間ですもの。」
「マリー…。ありがとう。でもね、私は、こんなのは望んでいないんだ。自分の事でみんなに迷惑がかかるのは嫌だ。ゲームの時に、コイツらを痛めつけてもらうだけでもう私は十分だよ。」
「…分かった。夏葉、余計なことをしてごめんね。みんな、もう撤退しよう。」
ジョゼフが皆を率いてハンター館に戻った。
「すまないね、みんな。」
私がそう謝ると、一気に皆からブーイングを浴びせられた。
「お前のせいで最近ハンターが俺たちのことを失血死させるようになった」
「この間はよくも私の目を取ってくれたわね」
「お前がいなくなって清々したと思ったら次はこの有り様だ。お前なんて、死んでしまえ」
「ほんっとうに、ハンターはクズしかいないのね。」