サバイバーに裏切られたのでハンターになって復讐しようと思う。
第23章 改装
「うわ、本当に壁だった所にドアがある…。」
「今この先がどうなっているかは分からない。十分に注意していこう。」
「そうだね。…開けるよ。」
ドアを開けてみると、もうその時点で叫び声やら怒号やらが聞こえた。
私はそっとドアを閉めた。いや、だって、無理でしょこんなん。
「頼む。あれは夏葉にしか止められないんだ。」
レオさんに言われたら断れないじゃん!!!
私は恐る恐るドアを開けて、中に入った。入った瞬間に信号銃が飛んできて、軽く失神しかけた。
ドアの向こうは、想像以上の修羅場だった。
ピアソンのライトに、マーサの信号銃、モウロの猪、ノートンの磁石とマイクの爆弾にウィリアムのタックル。
隅っこの方では、エミリーがひたすら負傷者の治療をしていた。
また別の方向を見てみると、土に潜って身を隠しているアンドルーと、その他私を虐めなかった人たちが談笑しながら傍観していた。
ハンターも私に危害を加えていなかった人たちには何もするつもりは無いらしく、そっちに攻撃がいかないように工夫はしていた。
「レオさん」
「なんだ?」
「もう帰って良いですか?」
「出来れば、これを止めてからにしてほしい…。」
くっそ、レオさんにそう言われたらやるしかないじゃないか。