サバイバーに裏切られたのでハンターになって復讐しようと思う。
第21章 ごめんなさい…っ!
部屋のドアを恐る恐る開ける。が、なぜかジャックが居なかった。
「あ、あれ?ジャック?」
「夏葉。」
後ろから低いジャックの声が聞こえて、振り向く。態度と声色的に、かなり怒っている。
「あ…」
「夏葉…どういうことか、しっかりと説明してもらいましょうか。」
ジャックが私の背中を少し強めに押して、部屋に入れる。そして、部屋のドアを閉めて、鍵をかける。ヤバイ、これかなり本気で怒ってる。
というよりも、何でジャックが何か知ってる感じなの?イライかナワーブが言ったの?
私がもたもたしているうちに、ジャックが私の手を強く掴んできた。そして、ベッドに投げられる。
「…っ!」
「夏葉、正直に答えなさい。あの二人と何をしていたのですか?」
「…ジャックは何でその事を知ってるの…?」
「貴女が帰ってくるのがあまりにも遅いから、心配になって観戦しに行ったんですよ。そしたらあの二人と性行為だなんて…。貴女は誰にでも体を貸すんですか?」
ジャックが自分から仮面を取る。さっきまでは怒ったような顔だったのに、今は悲しそうな顔をしていた。