サバイバーに裏切られたのでハンターになって復讐しようと思う。
第20章 ナワーブとイライとエッチなこと……。
「ごめん…やり過ぎたな。」
「私も理性を失っていた…すまない。」
「うぅぅ…早く解読終わらせて脱出してよぉ…」
二人は大人しく残った暗号機を解読しに行った。よかった、これで安心できる。
「ちゃんとジャックに言った方がいいのかな…。でもなぁ…」
鬼のような笑顔で私をお仕置きするジャックの姿が容易に想像出来てしまった。
「何とかして内緒にしないと…」
残り台数が三台だった暗号機はいつの間にか全て終わっていて、通電していた。
私が一応ゲートまで向かってみようとすると、途中で二人に会った。
「夏葉。じゃあな。」
「夏葉、また会おう。」
「うん。ばいばい。」
そう言うと、二人はそのままゲートへ走って行ってしまった。
結局、ジャックに何か言われた時なんて返そう。
私は少し憂鬱な気持ちになりながら部屋に戻った。