サバイバーに裏切られたのでハンターになって復讐しようと思う。
第37章 私のために争わな((以下略
「ハッ」
「夏葉!!」
「夏葉が起きたよ~!」
ジャックに強く抱き締められる。
あれ、私の筆者と話してたんじゃなかったっけ。
「んまぁいいや。おはよう」
「夏葉、寝ながら筆者め…とか言ってましたけど、大丈夫ですか?」
「あ、気にしないで」
気にしたら負け、というやつだ。
「血を寄越せ」
「え?」
うーん、まだ体は完全な自由じゃないな。
「気にしないで。なんでもない」
全てがどうでもいいから、とにかく抱き締めてほしい。
「ジャック、抱き締めて」
「ええ、いくらでも」
ベッドから起き上がって、ジャックが抱きやすいようにする。
ふわりとジャックのにおいが私を包む。
「ジャック…好き」
「いきなり何ですか……私は愛していますよ、夏葉」