サバイバーに裏切られたのでハンターになって復讐しようと思う。
第34章 私はビッチ私はビッチ「「自己暗示」」
「じゃあ指切りげんまんしよう?」
小指を差し出す。
「ええ、良いですよ。なんの指切りか分かりませんが」
……特に意味はない指切りだ。
「指切拳万、嘘吐いたら針千本飲ーます。指切った!」
「……っ!?」
指切った、のところでジャックの小指をねじ曲げた。これで無理矢理私を押さえつけてヤる、なんて事は出来ない。
「痛いです……」
小指を庇うように包んで座り込むジャックの仮面を取る。
「あっ…」
「…」
ジャックの顔は、何か刃物で傷つけられたような痕があった。