サバイバーに裏切られたのでハンターになって復讐しようと思う。
第34章 私はビッチ私はビッチ「「自己暗示」」
「夏葉、今さらだけど、本当に良いんだよね?」
「…うん、どうせ今やらなくてもあとでやらなきゃいけなくなるだけだから」
「………あ、あの…」
ジョゼフが一息置いてから言う。
「こんな事言ったら引かれちゃうかもだけど……さ、僕、初めてなんだ。だから、やり方とかも分からなくて…。夏葉がこうしてほしい、とかあったら、言ってくれると助かる。ぼ、僕も頑張るから…っ!」
「……は、初めてなの?」
ジョゼフがすこしだけ怯えながら頷く。
私は初めてでも全然気にしないし、初めてを私なんかにくれてありがとうって思う。
「…ごめんね、初めてがこんな……愛する人とかじゃなくって…」
「そ、それは、いい!!…僕、夏葉のこと好きだもん。こういうことは好き同士でやるって聞いてたんだけど……あ、れ?浮気じゃない?」
ジャックの事を言っているのだろう。まぁ、大丈夫でしょ。許可も取ったし、後で何されるかも覚悟の上だしね。
「許可は得てるよ。大丈夫」
「そう?…じゃあ、しよっか…?」