サバイバーに裏切られたのでハンターになって復讐しようと思う。
第34章 私はビッチ私はビッチ「「自己暗示」」
「…ジョゼ、フ。来たよ」
「あぁ、いらっしゃい、夏葉。そこに座ってて」
そう言うとジョゼフはお茶のような物を用意しだした。
どうしよう、椅子が高くて座れない。
仕方なく立っていることにした。
いつ言われたかは忘れたけど、自分で育てた茶葉で新しい種類のティーを作るのに成功した、と言っていたのを思い出す。
良かった、やっぱりジョゼフはそんなエッチなこと考える人じゃない……!
「夏葉、お待たせ。僕が葉っぱから作ったティーだよ!気に入ってくれるといいな!……あぁ、夏葉には椅子が高いのか。座らせてあげるね」
そう言うとジョゼフは軽々と私を持ち上げて椅子に座らせた。
「夏葉軽いね。ちゃんと食べてるの?」
「いやいや、ジョゼフが力持ちなんだって!!……筋肉あるようには見えないけど…」
「うん、僕腕の力以外は無いよ」
「oh……」
冷める前に飲んで!と言われて、ティーを口に運ぶ。
「…甘い…美味しい!」
「でしょ!良かったぁ!……夏葉、ここに呼び出したのはお茶を飲ませたかったのもあるけど、話をしたかったのもあるんだ。なんの話かは大体察しがつくよね?」
「あ……はい。」
そうしてジョゼフに事の事情を話す事になった。