第6章 イジメ
だが、ハッとして頭を下げた
『ご迷惑をおかけして申し訳ありません。学園長には私から言います』
凛とした声に全員が驚く
虐められた側なのに、自分達を責めるわけでなく非があるのは自分だと言うくらいだ
『その前に優の様子を見に行って…あぁ、クルーウェル先生にも話を付けて』
やる事が多すぎるとは頭を抱えそうになる
『エース達に電話しますから待ってて下さい』
学園長から支給されたスマホを取り出しエースに電話を掛ける
エース《!?大丈夫なのか!?》
『私は平気。優とグリムは?』
エース《ユウは打撲で、グリムはかすり傷で寝てる》
優の無事が分かるとはその場にしゃがみ込んだ