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天使の様な君とワルツを
第12章 翼が生えました
だが──…
『っ…』
クラリとしたは、バタンと倒れてしまった
クルーウェル「子犬?!」
駆け寄ったクルーウェルは微かに息をしているにホッとする
我慢しすぎて意識を失ったようだ
『……っ…いた……ぃ』
弱音を吐かなかったが小さく漏らした
人は寝ている時1番無防備になる
弟を守り魔獣を守りながらも、年端もいかない少女
クルーウェル「よく耐えたな、子犬」
クルーウェルが頭を撫でるとフッと少しだけ顔色が良くなった
『(誰かが私の頭を撫でてる)』
それは酷く心地よかった──…
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