第4章 グリムは知っている
グリム「(やっぱり帰りてーのか?)」
『……私はどこに帰るんだろ…』
その言葉にグリムの耳がピクリと動く
グリム「(どういう事なんだゾ?)」
『……グリム、いるんでしょ?』
グリム「ふなっ!」
名前を呼ばれたグリムはガタンッと音を立ててしまった
『ふ、ふふ…何してるの?グリム』
グリム「ふなぁ〜…ゴメンなんだゾ…」
ションボリとしたグリムをは抱き上げる
『グリムは家族って知らないんだっけ』
グリム「オレ様はずっと1人だったんだゾ」
そっか、そうだよね。とはグリムの頭を撫でる