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【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!

第24章 神の裁き?


竜崎『ノートの切れ端に、名前を書いただけで殺せるとしても…。本体の、黒いノートは、いまだに見つかってはいない…。』

香織『そうだね。夢で見た、あの黒いノートが見つかれば、もう少し、解決には近付くんだろうけど…。

まだ、それっぽい物は、見つかって無い…。でも、あの黒いノートの切れ端が、一つの鍵でもあると思う…。』

竜崎『そうですね。でも、生身(ふつう)の人間であれば、殺しを行う際(さい)…。挙動や表情に、何らかの変化はあるはず…。

そして、報道され、すぐに死んだ犯罪者も、何人かいた。その最中でも、北村家と夜神家の者は、皆普通の表情で、生活をおくっていた。』

香織『うん。それに粧裕さんは、多少表情に変化はあったけど、夜神月。彼だけは、あまりにも、普通過ぎて、ちょっと、怖かった…。』

竜崎『そうですね…。ある程度、覚悟はしていましたが…。正直、私もここまでだとは思いませんでした。彼は思った以上に、頭が切れるようです…。本来なら、あの中にキラはいない…。

そう考えるのが、普通でしょうが。でも、あそこまでいくと…。キラの精神は既に、神の域に達していると思う他ないかもしれません…。そして、顔色一つ変えずに、悪人を裁いている…。』

香織『うん…。もう、犯罪者じゃなくて、本当に神の裁きみたい…。』

竜崎『しかし、リンド=L=テイラーは、犯罪者で通りますが、FBI捜査官は、裁かれる理由はありません。』

香織『うん。それに、FBI捜査官は、ただ調査していただけ。なのに殺された。わたしも、裁かれるのは、間違ってると思う。

それとも、それすら神の裁きを疑った、冒瀆(ぼうとく)だって、そういうのかな…。』

そう話しながら、Kaoriが少しうつむき、悲しそうな顔をして言った。Lは、そんなKaoriの頭を優しく撫でながら言う。

竜崎『大丈夫です。例え神でも…。気まぐれで、人間には理解出来ないなどとは、言わせません。それに、神が人を殺すのに、顔と名前が必要なんて、ふざけている。

これは、神の裁きを気取った、子供じみた人間の仕業です。確かに、キラという大量殺人犯は存在しますが、私が必ず捕まえます。』
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