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【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!

第17章 死神とリンゴ


リューク『俺が?』

月『僕は、完全な優等生。夜神月を演じていなければならない…。だけど、リュークなら、どんなに探し回っても、カメラに映る事はない。そうだろう?』

そう話した月に、リュークが考えながら答える。

リューク『確かに…。ノートに触ったヤツにしか、俺は見えないな。』

月『そう。だから、カメラを探すのは、リュークが一番良いんだ。』

そう言いながら、月がリュークにカメラの説明をしだす。

月『いいか、リューク。今のカメラはワイヤレスで、レンズは数ミリしかなく、隠しやすい。しかし、レンズ自体を不透明な物で覆ってしまったら、役目を果たさない。

つまり、必ず、こっちからも見えるって事だ。まず、全てのカメラの位置を把握(はあく)する。そしたら、もしかしたら、リンゴを食べる死角くらいは、あるかも知れないよ。』

そう話しながら、月がリュークに少し微笑んだ。そして、さらに説明する。

月『もし逆に、死角が無ければ、死角が出きる様に、僕がカメラの前に立ったり、自然に物を置けばいい。』

リューク『なるほどな…。』

月『それに、盗聴器を探す探知機はいくらでも売っているけど、カメラが付いているかぎりは、探知機で探す事は出来ない。

だから、そうする為には、まずカメラを全部見つけて、その全部が外された事を確認しなければ、僕とリュークは、家の中で会話も出来ないって事だ。』

リュークは、そう説明する月の話しをしばらく黙って聞いている。

月『あんまり長い期間付けられている様なら、僕がたまたま偶然カメラを発見したと装(よそ)おって、父に取り外させる。その為にも、カメラの位置は知って置かなくてはならない。』

そう説明した月の話を聞いていたリュークが、月に言う。

リューク『…俺は月の味方でも…Lの味方でもない…。』

そう切り出したリュークに、月が言う。

月『そんな事、初めからわかってたよ。だから?』

リューク『ただ…。リンゴが食えないのも辛いだろうし、あの部屋で、月と会話出来ないのは、より辛い…かも…。』
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