【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第102章 月の説明
月『まず22日に、青山にある【NOTE BLUE】というクラブで、ライブがあるらしい。青山…ブルー…ノート…。
この一連の流れを考える限り…。第二のキラが日記で言いたかったは、この【NOTE BLUE】と考えて良いと思う。』
改めてそう説明した僕に、リュークが返す。
リューク『へーっ、けっこう手がこんでるな。』
僕はそんなリュークの返事を聞きつつ、考える。
月「もしそうなら、思ったより知恵があるのか…?」
頭でそう思いつつ、口ではこう言う。
月『だとすれば、それだけこっちも気を付けないといけなくなるが…。今の段階では、確率的に高いと言うだけで…。
実質、確実にそうだとは言えないのも、事実だ…。まあ何にせよ、現状で一番確率が高いだけに、この【NOTE BLUE】に掛けてみる価値はある。』
そう説明した僕に、念を押すように、リュークが言う。
リューク『しかし月。さっきも言ったが、俺は、もし向こうの死神を見ても月には教えない。ただ俺は教えないと言ったが。向こうは教えるかも知れない。
そう言ってるのに、行くきか?お前としては、向こうには、自分がキラである事は知られたく無いんだろう?それなのに行くのか?』
そう確認した俺に、月が答える。
月『リュークにしては、珍しく饒舌(じょうぜつ)だな。まあ、22日までは、まだ時間がある。これからまた考えるさ。』
僕はリュークには、そう答えたが、頭ではこう考える。
月「とは言え、どうする?下手な手を打てば、僕が第二のキラを見つける前に、竜崎に先をこされるかも知れない…。
それどころか、ノートが竜崎の手に渡り、僕がキラだとバレる。そうなれば、僕がキラとして、優しい人間だけの世界を創る為に犯罪者を裁いてきた行為全てが、無駄になる。
しかも、ノートが竜崎に渡ると言う事は、真っ先に僕がキラだと竜崎に教える事にもなる。いくら上手く誤魔化していても…。現時点で疑われているんだ。
あいつは確実に、僕がキラだと判断するだろう。そうなれば全てが水泡に帰す。そんな事絶対にさせない!その為に必要なのは、綿密な計画だ。その為に必要なのは、当日に起こり得る全ての状況。」