【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第81章 1日前の、朝のやり取り…。『✨L甘夢✨』
Kaori『朝…? ここって間違いなく、捜査の為に借りてる部屋…だよね…?』
わたしはカーテンから差し込む朝日を見ながら、まだ寝ているナオミさんに、視線を向ける。そんなナオミさんを見て、改めて戻って来たんだと実感する。
Kaori『やっぱりあの場所は、夢の中だけの場所だったんだ。』
わたしは取り敢えず、無事に夢から覚めた事にほっとして、苦笑いを浮かべた。そして思う。
Kaori「取り敢えず、もう朝だし。夢の事もあるし、起きよう。」
そう思い、わたしは寝ているナオミさんを起こさない様に、そっとベッドから出た。そんなわたしに、アーマが声をかける。
アーマ『お帰りなさい…。』
Kaori『アーマ、おはよう。お帰りなさいって事は、やっぱり、あの夢の出来事は…。そう言えば、わたしどうして…。』
アーマ『どうやらあの場所は、Kaoriが寝ている時だけ、行ける場所のようね。』
Kaori『やっぱりそうなんだ。そう言えば、アーマはいつ戻って来たの?』
そう聞いたわたしに、アーマが答えてくれる。
アーマ『Kaoriが、あの場所で意識が途切れた時よ。どうやら、Kaoriがあの場所の夢を見たら。私もあの場所に引き寄せられるようね。
そして、今回起きた事を考えると。Kaoriが夢から覚めると同時に、私もこっちに戻って来る。』
Kaori『えっ、じゃあもしかして、今回に限らず、今後また同じ様に、わたしがあの場所の夢を見たら。アーマもまた、あの場所に行くって事?』
アーマ『そうなるわね。』
Kaori『何で?』
焦った様に、そう言ったわたしに。アーマも、アーマ自身が思った事、感じた事を言う。
アーマ『さあ、私にも良くはわからないわ。ただ…あの場所は、過去や、これから起こりえる未来の出来事を、見たり、聞いたり出来るだろう事と。
Kaoriの、少し先の未来を見る力と、私の少し先の未来が見れる力が関係してる事。そして私達の持っているこの力が、何かしらの要因である事ぐらいしかわからないわ。』
Kaori『要するに、わかりやす言うと。あの場所の夢を見たのは、わたしの少し先の未来が見れる力と、アーマの未来が見える力が、何らかの要因になって、あの場所の夢を見たって事?』