【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第80章 取引について
そして、目的地に着いたKaoriとアーマは、早速その場所にある裂け目に、視線を移した。その裂け目の部分は、そこだけ真っ暗だったが、音声のみが響いていた。
その真っ暗な裂け目を確認したアーマが、呟く。
アーマ『真っ暗ね…。』
そう呟いたアーマに、Kaoriが同意する。
Kaori『うん。でも、真っ暗ではあるけど、声が聞こえるでしょう、声って言うか、音声? ラジオとかみたいに。
ただ、その内容を、少しだけ聞いた感じ何だけど。その確認出来た内容が内容なだけに、もう一度ちゃんと確認したかったんだ。』
私は、そのKaoriの言葉に引っ掛かりを覚え。Kaoriと同じ様に、その音声に耳を傾けた。
?『キラさんは目を持ってないと思いますが。私はキラさんを殺したりはしません。安心してください。』
Kaori『この内容を、もう一度ちゃんと聞こうとした時に、アーマが目の前に現れたんだ。だから、この音声は後回しにして、先にアーマに声をかけたんだよね。
ただ、今もう一度この内容を聞いて、改めて思った。やっぱりこれって、多分間違いなく、あの【目】の事だよね…? この部分だけ聞くと、流石にちょっと、不気味だね。💦
ただ、今日、Lとナオミさん。二人と【死神の目】の話しをしたでしょう? だから、ちゃんと確認しておきたかったんだ。
もしかしたら、これから起こる。少し先の未来の出来事の、何かの役に立つ、ヒントが得られるかも知れないって、そう思って。』
苦笑いを浮かべながら、そう言ったわたしに、アーマが言う。
アーマ『この内容を聞いた感じだと、Kaoriのその直感は、間違いないかも知れないわね。【キラさんは目を持ってない】と言う事と。
【私は、キラさんを殺したりはしません】と言う事。そして今日、KaoriとL。そして、ナオミという女性が話していた内容を考えると、【死神の目】である可能性は高いと思うわ。』
そう答えた私に、改めてKaoriが問う。
Kaori『うん。だからね、アーマ。今ここに居るのは、わたし達だけでしょう? だから、今ここで【死神の目の取引】について、話してもらっても、いいかな?
この音声を聞く限り、【死神の目】が無関係だとは、思えないんだ。だから、今ここで、ちゃんと聞いておきたい。』