【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第64章 アーマが人間界に来た理由…
Kaori『それに、アーマは不思議に思うかも知れないけど、わたしは、例え死神であっても、アーマやその友達のレムにも、消えたりして欲しくない…。
だからお願い。わたしにも、アーマの友達であるレムを助ける手助けをさせて。これ以上、友達や仲間。大切な人は、失くしたくないの!
大切な人達を失くしたら、悲しい気持ちになるのは、わたし達も、そして、死神であるアーマ達も同じだと思う。だからお願い、アーマ。
死神であるアーマやレム。そして人間である、わたし達。皆が後悔しない、そんな未来を実現する方法を、一緒に考えて欲しい。』
そう言ったKaoriに、ナオミとアーマ、二人が同時に、Kaoriに視線を向けた。そして、思う。
ナオミ「やっぱりKaoriは、Kaoriね。自分の事より、まず、周りに居る人の事を、第一に考える。私達も、そして、死神も一緒…か。Kaoriらしいわ。」
ナオミは、そう思いながら、Kaoriを見て微笑んだ。そしてナオミが、そう考えていた時、アーマも、こう思っていた。
アーマ「真剣な、それでいて、確たる信念を持った強い瞳…。その瞳を、私は知っている…。」
そして、呟く。
アーマ『やっぱり貴女は、彼女の血縁者ね。優しさと意志の強さ、そして、輝きを宿した瞳。貴女を見ていると、彼女を思い出すわ。
Kaori。私は、レムを死なせたくない。そして、今私がここに居るのは、レムを助ける為よ。その為に、今日、この時まで待っていたんだもの。
だから、Kaori。貴女が言った様に、私も一緒に考えてあげるわ。私達死神も、そしてKaori。貴女達人間も助かる未来の為に…。
私だって、出来る事なら、皆が助かる。そんな未来が迎えられるなら、その方が良いもの。』
アーマがそう言って、微笑んだ様に、私には見えた。勿論、本当にそうなのか、正確にはわからなかったけど。わたしには、そう見えたから。わたしも、笑顔でアーマに言う。
Kaori『アーマ、ありがとう!』
笑顔で、アーマにそう言ったわたしに、ナオミさんも、微笑みながら、こう言う。
ナオミ『良かったわね、Kaori。』
Kaoriにそう声をかけながら、ナオミは、改めて思う。
ナオミ「貴女は、やっぱり強い人ね…。」