【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第63章 死神との対面…
Kaori『ただ、もしこれが、本当にあの夢の中で見た【DEATH NOTE】と同じ様な物であれば、これを調べれば、何か手掛かりが、掴めるかも。』
ナオミ『そうね、でもちょっと見た感じでは、そんな文字は、書いてなさげね…。』
そう言ったナオミに、Kaoriが答える。
Kaori『そうですね。でもまだ完全に手に取った訳ではないので、この袋から出して、詳しく見てみましょう。そしたら、ハッキリするかも知れない。』
ナオミ『Kaoriがそう言うなら、そうしましょう。』
わたし達は、そう話した後。黒いノートが入っている袋から、そのノートを出した。そして色んな角度から見ようと。
改めて、その黒いノートに触れた。そして、ノートに手が触れた直後、ふと上から、白い羽が落ちてきた。それを見て、思わず呟く。
Kaori『えっ……? …白い羽…?』
わたしは、不思議に思い。ふと羽が落ちてきた場所に、視線を向ける。そして、視線を向けた先に、白い羽に覆われた、この世のモノではないモノが見えた。
Kaori『つっ……!?』
それを見たわたしは、一瞬驚きに目を見開いた。そんなわたしに、ナオミさんが声をかける。
ナオミ『Kaori? ちょっと、どうしたの? いきなり空中を見ながら、驚いた顔をして。そこに何かあるの?』
そう言った後。ナオミさんも、わたしと同じ場所に、視線を向けた。でもナオミさんには、何も見えていない様だった。
ナオミ『特に、何も無い様だけど…。』
そんな中、その白い羽に覆われたモノが、わたしに、こう言う。
?『貴女が、Kaori?』
そう聞いてきたモノに、わたしも答える。
Kaori『はい、わたしがKaoriですが、何故わたしの名前を?』
空中に向かって、そう話すわたしに、ナオミさんが、心配そうに言う。
ナオミ『ちょっとKaori、大丈夫? 本当にどうしたの?』
そう声をかけてきたナオミに、空中に視線を向け、指を差しながら、Kaoriが答える。
Kaori『いえ、実はここに、白い羽に覆われた、何か人では、無いモノが…。』
そう少し戸惑いながら言ったわたしに、ナオミさんが聞く。
ナオミ『人ではない何か? 残念ながら私には、何も見えないみたいだわ…。』