【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第58章 第2の死神と、一人の少女…。
夜神『………。息子自身が「協力する」と言えば、止める理由はない。』
そう答えた総一郎の後に、松田が言う。
松田『………。私達も構いませんが………。』
そう言った松田と総一郎に、Lが返す。
竜崎『息子さんは、正義感と使命感で、きっと協力してくれます。』
そう言いながら、Lは口元に親指を置き。少し笑みを浮かべていた。そして、こう付け加える。
竜崎『ただし…。今回のキラが、偽物かも知れないと言う事は、伏せておいてください。』
そう言ったLの言葉と、Lのそんな表情を見たKaoriが、不思議そうな顔をして、Lを見る。
Kaori「L…………?」
そしてそんなLの話を聞いていたナオミは、真剣な表情をしながら、Lの話しに、耳を傾けていた。
間木『…………。』
そんな中、更にLが、続けて話す。
竜崎『夜神さん…。息子さんには、一連の連続殺人犯の、キラを追っているという形で、お願いします。』
捜査本部で、そんなやり取りがされていた時。別の場所では、白い骨の様な死神が、ある一人の少女に、話しかけていた。
白い死神『なあ…。おまえ…。せっかくデスノートをあげたのに。もっと自分の為に、利用しなくていいのか?』
そう聞いてきた白い死神に、少女が答える。
少女『自分の為に使ってるよ。だって、キラに賛成だし。キラが、どんな人物なのか知りたいの。会って、お話ししたいとも思ってるよ。
その為に、わざわざ関東に引っ越してきて。1人暮らしを始めたんだもん。それに、キラに会う為、わざとテレビ局にあんなの送って…。
キラに気付いてもらえる様にしたんだもん。きっとキラは、興味持ってくれたよね。もしかしたら、会いたいとも、思ってくれたかも。』
そう答えた少女に、改めて白い死神が、少女を見ながら言う。
白い死神『危ない遊びだなー。殺されるかも知れないよ。分かってる?』
そう言った死神に、少女が笑顔を浮かべて言う。
少女『大丈夫だよ。キラはきっと、純粋な子には、優しいし。いざとなったら。
死神の目を持ってる、ミサの方が強いもん。だから、そんなに心配しなくても、大丈夫だよ、レム。』