【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第39章 Lと主人公、二人が思った事。
Kaori『あの人が、ナオミさんなんだね。L。ありがとう。』
そう話したKaoriに、Lが疑問符を浮かべる。
L『?』
そして、そんなLに、Kaoriが言う。
Kaori『本当は、わたしの為だったんでしょう? 一人で行動するのは、良くないからって。』
そう聞いたKaoriに、Lが答える。
L『いえ。勿論、Kaoriの事もありますが、夜神さんが抜ける分、ナオミさんに捜査に加(くわ)わって欲しいというのも、本当です。』
Kaori『そっか…。』
そう話したLに、Kaoriは心の中で言う。
Kaori「嘘つきだね、L…。本当は、夜神さんが抜けるからじゃないんでしょう…。本当は、わたしが一人で行動するのが心配だったから…。そうだよね…。
でも、きっと今。一番後悔してるのは、Lなんだよね…。自分のせいで、夜神さんが倒れた…。そう思ってる…。確かにそれは、間違いではないかも知れないけど…。
でも、Lが傷付いてるのは、それだけじゃない…。Lが捜査員の中で一番信頼してたのは夜神さんだもんね。それくらい、Lを見てれば分かるよ。
その一番信頼している夜神さんの息子である月君が、キラ…。Lだって、本当は月君を…。」
わたしはそこまで考えて、やめる。今はとにかく、落ち込んでるLが、前を向けるようにしないと。
そう考えて、わたしはLに、改めて声をかける。
Kaori『L、今はとにかく、ワタリさんの所に行こ。ナオミさんとの話しは終わったし。ずっと待たせたままじゃ、さすがにワタリさんだって可哀想だよ。』
Kaoriのその言葉を聞いたLが、今思い出したと言う様に、Kaoriに言う。
L『そう言えば、そうでしたね…。後で聞くと言ったので、待ってますね…。Kaori。今度はちゃんと、私と一緒に、ワタリの話を聞いてくれますか?』
そう言ったLに、Kaoriが答える。
Kaori『うん、勿論。元はと言えば、わたしの言った事が、発端だしね。』