【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第4章 条件
警視庁キラ対策本部
まず、捜査局長の夜神総一郎が、捜査員達に確認の為に声をかけた。
夜神『FBIの事は、皆(みんな)聞いたと思う…。このまま捜査を続ければ、我々はキラに殺されるかも知れない…。
FBIが殺されたと言う事は、キラは犯罪者でなくとも自分に逆らう者は殺すと言う事だ…。だから、皆には考えて欲しい…。まず自分の人生、そして家族や友の事を…。
この捜査から、外れたい者は、外れてくれ…。外れたとしても、降格(こうかく)などはない。今後の事は、次長に頼んである…。
そして、今私が挙(あ)げた事を犠牲にしてでもキラと戦おうという信念のある者だけ…。上の会議が終わり、私が戻って来る午後に、この捜査本部に居てくれ。』
捜査員『………』
夜神総一郎は、会議が終わった後。捜査本部に入り、そして残った人数を確認した。
夜神『5人か…。いや、5人も命を張って悪に立ち向かう者が居たと考えよう。しかし、私を入れて6人…。この人数で、この先どうやって捜査を…。』
そんな夜神に、若い刑事である松田が言う。
松田『いや、Lを入れて7人。ワタリを入れれば8人です局長!』
松田はそう言ったが、夜神は黙っている。そしてその時、ワタリの前にあったパソコンから声がかかる。
L『私は、強い正義感を持ったあなた方こそを信じます。』
と音声が流れた。その時、音声が流れた向こうで、Lに寄り添い、一緒に事の成り行きを黙って聞いていた者が居るとは…この時の捜査員達は、誰も気がつかなかっただろう…。
次にアフロ髪の相沢と呼ばれる刑事が、話し出した。
相沢『ちょっと待ってくれ…。Lは今、私達を信じると言った…。が我々はLを信用してない。』
Lの恋人であるKaoriも、その時、Lの側で固唾(かたず)を呑(の)んで、事の成り行きを見守っていた。
そして今度は、伊出と呼ばれる刑事が話し出す。
伊出『L我々は命を懸(か)けてキラを捕まえると決心した。キラに対して、命を懸ける意味は、分かっているはずだ。』
相沢『しかし、あなたはいつも顔を見せず、我々に指図するだけ。』
と相沢が言った。次に宇生田という刑事が言う。
宇生田『我々はキラを追うが、L、あなたには協力出来ない。』