【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第3章 疑い…。
そう言った時、電話の向こうで、少し笑ったような…そんな気配がした気がした。
L『流石(さすが)ですね、南空ナオミさん。やはり貴女は賢い。貴女と出会うという青年は…私が今、最(もっと)もキラではないとかと疑っている人物です。』
南空は、Lのその言葉を聞いて納得した。なるほど、あのLが最(もっと)もキラだと疑っているなら、ほぼその人物がキラで間違いないのだろう。
南空『分かりました…。そうであれば、貴方が直接連絡をしてくる訳ですね…。
では、私へのこれからの指示は、L。貴方が出すと言う事でしょうか?』
私がLにそう問うと、それにLが答える。
L『そうです。こうなると。貴女一人で捜査をするより、私達と一緒に捜査をして頂いた方が、色々と手を打つ事が出来るので、協力して頂きたいと言うのが、私の考えです。』
南空『分かりました。私はもともとキラ事件の情報を貴方に伝えて、一緒に捜査をさせてください。と願い出るつもりだったので、それが叶(かな)うなら、反対する理由はありません。』
L『ありがとうございます。貴女の協力に感謝します。では、早速(さっそく)で悪いのですが、これからの事を話し合いましょう。
まず、貴女が調べた事と、考えた事、そして、貴女が出した答えを教えてください。』
南空『分かりました。報告します。まず、レイは私に仕事中、バスジャックに遭遇(そうぐう)したと、そう言っていました。
そして、バスジャックの犯人は、その二日前に銀行を襲った殺人犯でした。そして、最後は事故死しています。
同じ日、その8時間前には、やはり指名手配犯がコンビニ強盗に入り、ナイフが自分に刺さって死亡しています。1日に、二人の指名手配犯が犯罪を犯し、そこで、事故のような死に方をしている。
あまり例のない事です。そして、レイがバスジャックに遭遇(そうぐう)した7日後に他のFBI捜査官と共に亡くなりました…。そして、その7日間だけ、都内でも罪の軽い人間が20人以上、心臓麻痺で亡くなっています。
そして、レイが亡くなった後、その現象は、ピタリと止まった…。なので、私にはキラが日本に入ったFBIを殺す為に、利用したとしか思えないんです…。』