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名もない物語

第4章 【三匹、もとい一人が逝く!】


「え……鬼灯さん、今日お休みなの?」

「うん、二日続きで徹夜だったから今日は休ませたよ。寝てるんじゃない?」

「…………でも、もう昼」

「うーん……まあ、起こしてもいいと思うけど……ヘタに起こすと一瞬にして君の顔の形が変わるかも」

「……え」

「それにあのコ、結構爆睡型だからなかなか起きないけど……とりあえず行ってみたら?大丈夫だよ、ちゃんならっ」

「……大王は…」

「ワシは行かないっ!逝かないッッ!!」






キィ…

――わ……難しそうな本…食玩まである……収集癖…はじめて知った

もそ、と鬼灯が寝返りを打つ。

――!!良かった……起きてない
頬についた跡に、そ、と触れる。

その時――


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