• テキストサイズ

曇った空の恋の話【第5人格】

第25章 ルカ編


「…バカなの、弁護士は」

毛布の中から夏葉の声がした。

「今ルカが説明した通り、傷害も殺人未遂も犯罪でしょ?ここでは常識が通用しない。確かにそうだね。
でも、ハンターたちは少なくとも、私たちの事を殺したりはしていない。
殺そうと思えば、殺せるのよ。どうしてか分かる?さすがの貴方でもこのくらい分かるわよね?」

「知るか」

無関心ということを全身で表すかのように黒いオーラを纏うフレディ。

…なぜこんな奴が、レオさんの妻を奪えたのだろう。所詮は金なのか?

「夏葉、もう行こうか」

「うん」

再度眠り始める夏葉。

何度も起こしちゃって、申し訳ないな。
/ 101ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp