第25章 ルカ編
「そ、そうと決まれば、早速庭に行こう!!」
外も暗い。
「夕御飯は?」
「そだね。適当に作ってくる!!待ってて」
えっ、と言うルカをほっぽり、自分の部屋に一旦戻る。
適当に食べれるもの。無難におにぎりで平気かな?
中身はルカの最近のお気に入りの鮭。
バババッと握って、ルカのところに戻る。
あ、ちゃんと茶葉も持ってきたよ?
「おたませ~!!」
「おたませじゃなくて、お待たせ、ね。わぁ、おにぎりだ!」
「中身は鮭だよ~」
「本当!?やった!!」
大袈裟に喜ぶルカ。
でも、なんか、本当に心から喜んでるって感じがして、いいな。
「僕も、お菓子持ってきたよ!!クッキー、プリン、マカロン、シュークリーム、バナナ、鮭!!」
「最後の2つよく分かんないけど、準備は万端だね!行こうっ!」