第25章 ルカ編
「もうルカなんて知らない」
「ごめんってば。唐揚げ今度あげるから」
「………ほんと?」
嘘はつかないよ、と言って頭をポンポンされる。
頭ポンポンされただと!?
「じゃあ、ゆっくりのんびり歩いて行こっか」
そう言って手を引かれる。
わざわざ手を繋ぐ意味が分からん!!
「ねぇ、ちょっとだけ庭に行かない?綺麗な花が咲いているんだ。夜に見ても綺麗だけど、明るいうちにも見てみたくて。夏葉にも見せてあげたい!」
「別に良いよ」
ありがとう!!と大袈裟に喜ぶルカ。
…どうしてだろう、胸の鼓動が一気に早くなった。
「どうしたの?」
「いや、分からん……まぁいいや、早く行こう!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
みんな、聞いてくれ。
中間テストの結果を。
数学:40
国語:72
社会:52
英語:96
技術:72
英語はいい点数取れるけど、その他ボロボロだった。
科学はまだ返ってきてない。早くかえってこーい(ちょっと自信ある)