第19章 ノートン君との恋のお話
ノートンさんの服を着る。私にはかなり大きくて、膝の少し上ぐらいのワンピースみたいだ。
「ノートンさん、入ってきました!!」
「うん。……っ!?」
ノートンさんが私を見るなり赤面して顔をそらした。どうしたんだろう。
「大丈夫ですか?ノートンさん?」
「わわわ、あまり近づかないで…っ出来れば少し視界に入らないで…っ!」
「えぇっ」
私が落ち込むと、ノートンさんが慌てて弁解した。
「いや、その、夏葉、下着はっ!?」
「成る程。下着も替えがないからなぁ…。」
「うぅぅ……(((パンツも履いてなさそうだなぁ…」
「なんて?」
「いや、何でもない!!…一緒に、寝よ?」
ノートンさん…っ可愛い…
「はい、もちろんです!ノートンさんに抱きついちゃお~♪」
「うん。おいで。」
さっきは恥ずかしがって目も合わせようとしなかったのに、今はお布団をぽんぽんして私を誘うノートンさん。
「お布団お邪魔しますっ!フカフカで最高…。ノートンさん、ぎゅー!!」
「ふふ。ぎゅー。」
ノートンさんの大人っぽさが子供のまま育ちきっていない私にちょうどいい。
「ちゅっ」
ノートンさんがキスをしてきた。
…キス?
「ふわぁぁぁっ!?」
「可愛いなぁ夏葉は。」
そう言ってまたキスをしてくる。
「か、からかわないでよぉ」
「夏葉が可愛いのが悪いんだよ。ねぇ、シテいい?」