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曇った空の恋の話【第5人格】

第14章 イライと一緒END


「……夏葉、ごめんね。カッコ悪いところをみせてしまったね。離れて行かない、と約束したのに、離れていってしまった。私は……夏葉の恋人失格だ。」
 そんなこと、ない。イライは私の命を救ってくれた。イライがいなければ、今頃私は死んでいただろう。
「イライ、は、私のとても大切な人……っ!守ってくれて、ありがとう…!もしも、イライがゆるしてくれるなら…っ、まだ、貴方の隣にいたいです!」
 返事は、ない。静かな空間が訪れる。
「……ごめん。」
 心臓がぎゅっと締まった気がした。
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