第8章 お風呂<(~o~)>
ご飯をたらふく食べたので、イライやナワーブと一旦わかれて
お風呂に入りに来ると、そこには医師のエミリーとバーメイドのデミ、祭司のフィオナ、呪術師のパトリシアがいた。みんな、お風呂に入る時間は結構ばらばらみたい。
「あ!夏葉。お風呂に入りに来たのね。一緒に話さない?」
「うん。もちろん。」
正直、さっきイライと何をしていたのかが気になったが、本当にただ一緒にいただけだった場合の事を考えて、なにも言わないでおいた。フィオナに私がイライの事を好きだということがバレてしまったら、明後日にはハンターを含め荘園の全員に知るわたっていることだろう。
色々話して笑っていると、隣の男性風呂からはしゃぐ声が聞こえてきた。
「よぉナワーブ!体洗ってやろうか!」
「いや、自分で洗う。」
「まあまあ、そう遠慮すんなって!」
「別に遠慮はしてな……ちょっ、やめろ!!変なとこ触んなバカ!!」
「いいじゃねーかよー。俺らの仲だろ~?」
「ウィリアム、ナワーブ。騒ぐのはいいが、それ全部女風呂に聞こえているからな。」
「俺に言うなよ!てか、マジで体洗わなくていいから!もう洗ったし!」
イライの忠告を受けて少し大人しくなったと思ったら、また厄介な奴が出てきたようだった。
「ふん、お前ら。いつまでもギャーギャーうるさいぞ。風呂ですら静かに出来ないなんて、本当にどうしようもない低脳だな。」
声と口調的に、弁護士のフレディだろう。いつもなんだか……誰にたいしても高圧的で上から目線だから少し苦手だ。
弁護士の登場でシーンと静まった女子風呂だったが、このあとすぐに全員が爆笑することになる。
「ぎゃはははは!!」
ナワーブが急に大爆笑しだしたので、女性サバイバー全員がビックリして男性風呂のある方向を向く。そして、次にナワーブが放った言葉に大爆笑した。
「なんだお前、僕を見て品の無い下品な笑い方を。気持ち悪いぞ。」
「だっ、だってぇ、一緒に風呂入るの初めてだから知らなかったけどぉ、…おまっ、心の器と身長も小さいクセに、イチモツもちいさ……っwwwwwwもうそれ生えてねーだろwっw何ミリのイチモツだよww」
「「「きゃはははははっ!」」」
私とエミリー以外の女性陣が全員声をあげて笑った。私はイチモツの意味を知らなくて、何が面白いのか分からなかった。エミリーは、何だか必死に笑うのを堪えてた。