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雷鳴に耳を傾けて【鬼滅の刃】我妻善逸

第55章 軍事指南


「よし、では再開しますか。あと話すのは自己鍛錬について、でいいですか?」
「ああ。……だが、お前が休んでない、光希。朝から動きっぱなしだ」
「問題ありません、悲鳴嶼さん」

「では、伊黒、不死川、冨岡。どうだ」
「柱同士で手合わせはしている、が痣は出ない」
「伊黒に同じ」
「同じく」

「うーん……、やはり稽古では出ないのかもしれませんね。命のやり取りの場でしか痣の出現がなされていない」
「そうだな」
「俺は冨岡に関してはいつも殺すつもりでやってるぜぇ」
「こらこら、殺さないでくださいよ?実弥さん」
「保証はできねェなァ」


「ははは、では引き続き自己鍛錬をお願いします。鍛錬の中で何か気付いたことがあったら、俺か悲鳴嶼さんに鴉を飛ばしてください。まもなく皆さんのところにも隊士がやってきます。隙間をぬって柱での手合わせをしてください」
「承知」
「おォ」

「では、伊黒さんと不死川さんもここまでで大丈夫ですよ。忙しい中、ありがとうございました」


二人が退室し、悲鳴嶼、しのぶ、義勇の三人となる。

「胡蝶さん、急ぎではないですか?」
「大丈夫です」
「では、お話は最後でいいですか?」
「構いません」
「ありがとうございます。では先に、義勇さん」

光希は義勇の方を向く。

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