• テキストサイズ

雷鳴に耳を傾けて【鬼滅の刃】我妻善逸

第53章 協同逢瀬作戦2


そのまま居間に声をかける。


「出発出来るー?」


戸が開いて、男子二人が顔を出す。


「ああ」
「大丈夫だっ……って、うぎゃあぁぉ!カナヲちゃん可愛すぎいいい!光希に気を取られてて気が付かなかった!俺としたことが不覚っ!緑の着物が新鮮ですんごい可愛いんですけどおぉぉ!!!」


そのまま善逸がカナヲの手を握る。

光希が呆れてジト目で見ていると、炭治郎が慌てて止めに入る。


「お、おい!善逸!」
「なんだよ、炭治郎。邪魔すんなよ」
「カナヲがびっくりしてるだろ!」
「えー!そんなことないよねえ、カナヲちゃん!」
「え…えと……」
「だから、やめろって!こらっ!」


善逸の手を離させて、カナヲに近付けさせないように間に立つ。


……へえ、善逸の浮気癖が初めていい方へ働いたな。さあ、どうする炭治郎

光希は口元に笑みを浮かべてにやりと笑う。


「お前には光希がいるだろう!」
「そうだけどさ!カナヲちゃんもすっごい可愛いもん!今日の俺は両手に華だぜ!天国だ!ウヒィッヒッヒ!」


「違うっ!カナヲは俺のだ!!!」


咄嗟に炭治郎がそう叫び、場の時が止まった。

/ 1083ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp