第52章 協同逢瀬作戦
善逸が起きてきて、三人で朝ご飯を食べる。
「美味しいな。光希も料理上手いんだな。ちょっと危なかったけど」
「………お前またやったのかよ」
「炭治郎が止めてくれたから大丈夫!」
「大丈夫、じゃねえよ!」
「ごめんごめん。炭治郎にも怒られたよ」
「卵焼きが焦げてないのと俺が火事で死んでないのは、炭治郎のおかげか」
「そうそう」
「はぁ………」
善逸が頭を抱える。
「でも、美味しいな。こんな料理食べれるなんて幸せだな善逸」
「……まあな。調味料は愛情だもんな、光希」
「ううん、鰹出汁だよ」
「おいっっ!!!」
けらけらと笑う光希。
「ごちそうさまでした」
三人が箸を置く。
「そろそろカナヲが来るはず。善逸、洗い物任せていいか」
「おう」
「炭治郎は部屋に戻って持ち物と心の準備」
「お、おう」
「では、これより任務を開始する。各々死力を尽せ!必ず勝利するぞ!」
「「おう!」」
光希の号令で、協同逢瀬作戦が始まった。