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雷鳴に耳を傾けて【鬼滅の刃】我妻善逸

第50章 休日2※


善逸は湯桶でお湯を汲み、光希にかけてやる。自分の放った精と、光希の愛液を流していく。


「はぁ…はぁ…、光希、大丈夫?」
「くっ、はっ、はぁっ、……大丈夫な、わけ、ないだろう」
「あらあら、では、明日はゆっくり休みましょう、俺と一緒にね」
「………」
「お風呂でするの、いいね。終わったあとすぐに身体をきれいにできる」


善逸は自分の身体にもお湯をかける。
手ぬぐいを絞って身体を拭いていく。


「くっそぉ……」

「女の子が、そんな言葉使っちゃいけません」
「あ……、そういや俺、ずっと言葉……」
「まあ、いいよ。ある意味新鮮だった」

「酒は、駄目だな。気をつける」
「そうしてくれ。今後、他所での深酒は禁止」
「大丈夫、しないよ」

善逸は光希の身体を拭く。


「わっ!自分で……」
「拭けない、でしょ?」
「………くっそぉ」

「こら」

善逸は「悪いお口」と、光希に優しく口付けをする。


「……まあ、俺と一緒のときは深酒してもいいよ」
「しない。するもんか」
「なんでだよ、また…可愛いところ見せてよ」
「……っ、知らないっ!」

顔を赤くしてぷいっと横を向いてしまう光希。善逸は笑えて仕方ない。


「俺は、まだまだ酔ってんなぁ……」
「嘘だ。そもそも、そんなに飲んでないじゃん」

「違うよ」

善逸は光希を抱き上げて言う。


「俺は、お前に酔ってんの。……ずっと」

善逸と目があった光希が、暗い中でもわかるくらいに顔を真っ赤に染める。


「………、よくもまあ、そんなこっぱずかしいことを」
「酒の力を借りれば、なんとかな」

よく見ると善逸の顔もだいぶ赤い。
それをみて光希も笑えてきた。

「じゃあ、酔い覚ましは俺の回し蹴りだな」
「やめて」

二人でクスクスと笑う。


善逸は光希を抱いて部屋に戻る。光希に着物を着せて、自分も着物を羽織る。


布団にはあらかじめ布が何枚か敷かれており、下の方まで染みてはいないようだった。

ここまで用意周到に準備されていたのだとわかり、少し驚く。

しかし、褒める間もなく、光希の体力が尽き、ぱたりと倒れてそのまま眠った。


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