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雷鳴に耳を傾けて【鬼滅の刃】我妻善逸

第50章 休日2※


そんな彼女の状況をみて、善逸も少しわかってきた。


「お前……、酔ってんな?」

余裕のない中で、くすりと笑う善逸。
顔を近付けて覗き込む。


あまり酔っ払わない光希だが、善逸からの刺激で血流がよくなり酔いが回ったようだ。


「んんん…酔ってる……」
「こんなに前後不覚になっちゃってまあ」
「えへへへ」
「俺が誰だかわかるか?」
「……善逸」
「そうだよ。ちゃんとわかってるよね」
「もちろん。善逸じゃないとやー」
「そう。俺だけね」


「ねー善逸、……して?」


裸のまま、そう言ってきゅっと抱きついて甘える光希。

善逸の理性は跡形もなく吹っ飛んだ。



着物を脱ぎ去り、張り詰めた肉棒をすぐにねじ込む。

早急極まりない挿入だったが、濡れに濡れている光希の秘所はすんなり受け入れた。


いきなり最奥まで進み、突き上げる。

いつもの優しいまぐわいとはまるで違うその行為に、善逸の背中をゾクゾクとした背徳感が走る。


「ひんっ、……んあああああっ!」

感度が高まっている光希はそれだけで軽く果てる。光希の中がぎゅっと締まり、じわっと、液体が漏れる。


「くっ、はぁ、……え、挿れただけで、逝っちゃったの?」

「は…んんっ、……っ、あっ、」
「そんなに気持ちいい?」
「ぜん、い、つ……」
「はい。呼んだ?」


善逸は律動を始める。

いきなりぶち込んでしまったので、今度はゆっくり抜き差しをして快感を味わっていく。


「あったかい…光希……」
「…んあっ、……ひゃ、……っ、あんっ…」

落ち着いた善逸の声とは違い、余裕なく喘ぎ続ける光希。


「……はは、あの酒、媚薬でも入ってたのか?」

光希の乱れように、善逸は笑いながら腰を揺らしていく。


「ほらほら……!」
善逸が輸送の速さを少し速めて奥を擦ると、光希は「んああぁぁぁっ!」と声を上げてまた果てる。



『酒は女の感覚を上げて、男の感覚を鈍らせる』

……誰に聞いたんだっけな。こういうことか


締め付けてくる光希からの刺激に耐えながら、その言葉を思い出す。

確かに、とろけてしまいそうな快感はあるものの、いつものようにすぐに持っていかれそうな感じがしない。


……これが、酒の力か


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