第50章 休日2※
光希は、はぁ…はぁ…と息を荒くしている。
善逸はビクビクと痙攣している彼女の下腹部にまた手を伸ばす。
今度はとめどなく蜜が溢れ出てくる膣の中に、つぷっと指を入れていく。
「ふあっ、んっ、……くぅっ、」
まだ絶頂の収縮が続く光希の中に、善逸の右手中指がずぶずぶと入ってくる。
さっきまでとはまた違う快感が彼女を襲う。
「ひぁ、……あん、あ、善逸…善逸……」
「ん?どした?」
名前を呼べば、彼は優しく答えてくれる。
腰回りにある彼の着物をぎゅっと掴む。
「んんっ……!あん、はぁ…善逸……、気持ちいい……、くっ、ああっ……、」
「良かった」
与えられる刺激が次第に強まり、閉じ気味だった光希の足が勝手に開いていく。
「はぁ…はぁ……善、逸……」
「うん、俺だよ。お前を愛して、抱いてるのは俺だから。安心して」
善逸は落ち着けるように頬に口を寄せ、溢れる光希の涙を舌で舐めとった。
光希の背中がとても暖かく、着物越しでも善逸にしっかりと彼女の興奮が伝わる。体重を全て善逸に預けているのがわかる。
薬指も追加して、二本の指で光希の中を掻き回す。
「ん、はんっ…はぁ、はぁ……ああぁ…」
善逸が指を出し入れする度に、ずちゅずちゅと音がして、どんどん愛液が溢れ出る。
左手で、濡れて光る陰核に触れ、そちらにも同時に刺激を与える。先程こだましていたくちゅくちゅという音が再び追加される。
「んぁぁっ、やっ……、だめぇ……!」
「さあ光希、思い切り気持ちよくなって」
「んっ……はっ、ああ、善逸…、ああぁっ、」
「うん、俺だよ。大丈夫。全部俺が支えるから」
「……っ、はぁっ、くぅっ……」
「逝って」
「ふっ、…あ、あああああん!!!!!」
光希は大きく声を上げて、再び果てた。
液体がバシャと溢れて善逸の右手と布団を濡らす。
二回連続で果てた光希は、善逸にもたてれてぐったりとしている。
目を閉じて身体を震わせ、荒い呼吸をしていた。