第50章 休日2※
そのいじらしさに善逸は思わず泣きそうになる。
「光希、好き。愛してるよ」
「うん。俺も好きだよ」
「……抱いていい?」
「いいよ。……善逸だから」
そう言うと、後ろから抱きついたまま善逸は首筋に口を寄せる。
「……んっ、」
光希がビクッと身体を揺らす。
舌でぺろりと首筋を舐め、するりと着物を落として肩をあらわにする。
そのまま手を伸ばして後ろから胸を揉む。乳首をつまみ、緩急をつけながら往復で撫でさする。
「あっ…んんっ……はぁっ……」
やはりお酒の影響もあるのか、いつもより感度があがっている光希。
胸への刺激で容易に高まっていく。
善逸の舌は首筋や肩、背中をいやらしく這い回る。
たまに唇で吸い付き、ちゅっ、くちゅっと音を立てて興奮をあおる。
善逸は光希の腰の辺りでたまっていた着物を取り去る。
光希を胡座かいた自分の足の上に座らせて、彼女の身体を傾けて自分にもたれかけさせる。
下へとゆっくり手を伸ばす。
割れ目をなぞると、そこはもうぐっしょりと濡れていて、何度か指を沿わせると溢れた蜜でどろどろになった。
「……ぅっ、……あ、…やぁぁ……」
「凄い濡れてる」
「んっ…善逸……」
後ろから耳元で善逸が囁くから、それにも反応してしまい、ビクリと身体が震える。
「可愛い……光希。俺が気持ちよくさせてあげるね」
頬に口付けを落とすと、べとべとに濡れた指で陰核をこすりあげる。
「ひぁんっ!……っ、」
光希が腰を跳ね上げて大きく反応する。
指の愛液をぷっくりと膨らんだ蕾に擦り付け、優しく撫でていく。
「……あ…、あんっ!、くぅ……!」
くちゅくちゅという卑猥な音が響く。
光希の身体が小刻みに震える。
「うんっ……、は、んっ…、あ、や、……」
「凄いね、だいぶ気持ち良さそう」
善逸が少し刺激を強めて撫でる。
「ひあっ!……っ、ああああ!」
光希は身体をのけぞらせて果ててしまった。
「はぁ、はぁ、はぁっ……」
「あれ。早いね。……お酒って、凄いのな。知らなかった」
善逸は驚きながらも嬉しそうにしている。