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雷鳴に耳を傾けて【鬼滅の刃】我妻善逸

第40章 師範


「じゃあ、一緒に光希の先生の所に行って、その後じいちゃんの所へ光希も行こ。ね?」
「俺が行ってもいいのか?」
「なんで?いいよ?あ、ついでにじいちゃんに婚約の報告しよう」
「でも、師範と水入らずで過ごした方が……」
「あー、いい!そういうの!気恥ずかしいじゃん。何喋っていいかわかんねえよ」
「わかった。お前がいいなら、慈悟郎様にご挨拶させてもらうよ」


二人は二ヶ所に向かうことにした。


「両方行くとなると、やっぱり一日じゃ無理だな。どうしよっかな」
「じいちゃん所に泊まればいいじゃん」
「急にお邪魔したらご迷惑だろ。夜にお伺いするのも気が引ける」
「大丈夫でしょ」

「駄目だよ。まあ……どっか宿屋探して泊まるか。……部屋は別々でな」

「そう、だね」


二人は出掛ける準備をする。
隊服に着替えて必要なものを持つ。


「羽織が無いのが嫌だけど、仕方ないな」
「昨日買ったやつ、とりあえず着れば?」
「汚したくないな」
「汚れたら洗えばいいじゃん」


少し悩んだが、白地に花柄の羽織を着た。


「それもそうだな」
「可愛いねえ」
「どーも」
「ちぇ……いつ機嫌治るのかな……」


話しながら、家を出る。



歩いて林までいく。

「よし、走るか」
「大丈夫か?」
「大丈夫だ。これも鍛錬だからな」


そう言って一気に走り出す。
善逸は光希に合わせて走ってくれている。



走っている間光希はずっと無言で、何かを考えている様子だった。


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